志麻さんの古民家改装プロジェクト！柱をよみがえらせる伝統的な匠の技に川栄李奈も「すごい気持ちいいんだろうな」と感心

一方、柱の継ぎ替え作業は宮大工らが伝えてきた、釘を全く使わない伝統的な技法『金輪継』（かなわつぎ）を使って行うことに。これは柱の継ぎ足す部分と継ぎ足される部分、それぞれを同じ複雑な切込みを入れた状態に削り、ぴったりとはめ込む、というもの。職人にかなりの技術が要求される難しい技法だがその分耐久性は高く、とても丈夫な仕上がりになるという。

すご腕の職人たちが3時間以上かけてそれぞれのパーツ作り上げたところで、実際にはめ込んでみることに。複雑に切り込みの入れられた部分同士を組み合わせるとほぼピッタリ合わさり、ちょうど真ん中あたりにくさび型の穴が開く格好となった。ここにぴったりと刺さる形の“シャチ”と呼ばれる木片を差し込んでやると、それぞれのパーツとの間に摩擦が生まれ、ガッチリと接合するのだという。今回は志麻さんが自ら“シャチ”を打ち込む大役を命じられた。差し込んだ“シャチ”を槌（つち）で強く打ち付け、パーツ同士がぴったりくっついたところでＯＫがかかる。「神社仏閣の柱継ぐのと同じ事やってますよ」と職人さんも胸を張る見事な仕上がりとなった。

スタジオで見ていた川栄は「時間かかった分、パチっとハマったときがすごい気持ちいいんだろうなと思いますね」と、伝統を受け継ぐ職人の妙技に感心していた。

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写真提供：（C）日テレ