カズレーザー トランプ氏の大統領就任で到来するのは、円安?円高? 経済のスペシャリストでも意見が割れる、新時代を予測する
2024.12.12 10:45トランプ氏の関税政策が日本に与える影響として、名古屋商科大学大学院教授の大槻奈那氏はドル高円安を上げた。関税率が上がると、アメリカのなかで輸入品の値段が上がり、物価が上昇。するとインフレの進行を抑えるため、銀行が金利を上げてお金を借りづらい状況を作り、流通量を少なくすると予想される。その結果、金利が高い米ドルが人気となって、円安ドル高が進む可能性があるという。

一方、経済アナリストの渡部清二氏は真逆の予測を展開。「実は、円高ドル安を見ている」と話す。その理由として、為替が政治によって決まり、その方向付けとして金融政策が行われていると、アメリカの金融政策を分析。今年見られた日本の円安傾向についても、そのはじまりはバイデン氏の大統領就任と時期が重なると解説する。したがってアメリカ国内の産業の強化を政策として掲げ、日本の輸出品が強い現在の円安・ドル高傾向を「米国にとって大惨事」と話すトランプ氏が大統領に就任すれば、ドル安政策を打つのではないかと渡部氏は予測した。

この予測を聞き納得いった様子のカズレーザー。大槻氏も、「まさにマーケットも悩んでいる」と話す。しかし大槻氏は、確かにトランプ氏は「ドル安が望ましい」といった発言をしているものの、現在の為替の一日取引量が6兆ドルにものぼることに言及。「それを全部、政治家とか、国の都合で決めるような規模ではもうなくなってる」とコメント。今後も注視していかなければならないトピックであることが強調された。
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写真提供:(C)日テレ
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