ZILLION単独インタビュー RION・WATARU「親近感もあるけれど、目標になるようなグループにしていきたい」

2023.5.11 12:30

男女8人組ダンスボーカルグループ、ZILLION(ジリオン)。4月19日にシングル『EMO』でメジャーデビューした彼らに、entax取材班が単独にインタビュー。今回はグループのリーダーRION(リオン)と、ダンスリーダーWATARU(ワタル)に登場してもらった。

(MOKA ・KEIJI のインタビューはこちらから

(TYRA・CASHIN・KAORAのインタビューはこちらから

左から、WATARU、RION

■料理が得意な2人。メンバーにもふるまってます

――最初にメンバーのMOKA(モカ)さん、KEIJI(ケイジ)さんからの質問にお答えください。「2人の得意料理は何でしょうか?」

RION 私は豚キムチ。すぐできるし、かつて居酒屋でバイトをしていたことがあるんですけれど、そこでも作っていて。店長のレシピで、それが得意料理かな。

WATARU すごく食べたい。食べたことないな。

RION MOKAちゃんとKAORA(カオラ)には作ったことあるんですけれど。またいつか。

WATARU 僕はアラビアータのパスタ。トマトソースの辛いパスタです。おじいちゃんがイタリア料理屋をやっていて、それで作れるようになったんです。

RION なんかオシャレだね。

WATARU あえてオシャレなのを出そうとしているわけではないよ(笑)。

RION モテようとしている(笑)。

WATARU してない(笑)。でも、卵焼きとかも作るかも。だけどアラビアータということにしておこう。

――メンバーに作ったことはありますか?

WATARU 男子メンバーでシェアハウスをしているんですけれど、KEIJIとCASHINの2人にはふるまったりしています。

RION 私もですね。女子宅で一緒にご飯を作って。

WATARU 鍋とかもやっていたよね。

RION 鍋もやりましたし、一応私は大阪出身なので、たこ焼き器を持ってきて、タコパ(たこ焼きパーティー)をやりました。

――ZILLIONにおけるご自分の役割や、これだけは負けないところを、それぞれ教えていただけますか?

RION 役割はそれこそグループのリーダーなんですけれど、これだけは負けないというのは洞察力、周りを見る力かな、と思います。困っている人がいたら助けに行くとか。メンバーだけじゃなくても、スタッフさんの手に荷物がいっぱいだったら、下駄箱から靴を出すとか。そういう周りを見る力は負けないと思います。

WATARU 確かにRIONは気遣いがすごいよね。僕はポジティブさと元気の良さですかね。ダンスリーダーもやっていて、やっぱりどうしてもみんなうまくできなくて落ちこんじゃう時とかもあると思うんですけれど、そこは僕が誰よりも楽しんでふざけて、場を和ませようと頑張っています。

RION  WATARUはみんなが暗くなる時も、いつも一人だけ大きい声を出したりとか、「みんな行くよ、行くよ!」とか言っていたりしますね。元気なのは負けないね。

WATARU 楽しくやりたいし、もっとポジティブに考えた方が良くなるかなと思っているので、そうやっています。

――メンバーの皆さんはオーディション『ONE in a Billion』に参加して出会ったということですが、初対面はどんな印象でしたか? また一緒に過ごす中で、その印象は変わりましたか?

RION 私は最初、好青年お兄さんみたいなイメージだったんですけれど。

WATARU けど?

RION 見た目は好青年お兄さんかもしれないですけれど、一応ZILLIONの一発ギャグ担当というか、ギャガーなので。好青年お兄さんとはちょっと離れたかな? お笑い系に行ったかな? と。いいけどね。

WATARU 悪口ではないからうれしいです。

RION 悪口じゃないよ(笑)。面白い担当だけれど、第一印象は好青年お兄さん。

WATARU RIONを初めて見た時、僕は静かな美人ですね(笑)。

RION 静かな美人?

WATARU あまりしゃべれるような雰囲気もなく、静かな美人のお姉さん、と思っていました。今ももちろん美人ではあるんですけれど、静かって言われたら、別にそうでもなくて。ちゃんとリーダーとしてグループをまとめたりとか、一歩引いてみんなを見て意見を聞いたり出し合ったり、一人一人とちゃんとコミュニケーションを取ったりと、グループのリーダー美人ということですかね。

RION 第一印象で、「しゃべらなそう」とかはよく言われますね。でも結構、私もボケるのが大好きで、なんならMOKAちゃんは、「WATARUよりRIONの方が面白い」と言ってくれます(笑)。

WATARU 僕は本気でギャグをやるんですけれど、全然受けなくて。RIONがサラっと言った方が大爆笑、みたいなことが多くて。そこは最近、ちょっと悩んでいますね(笑)。

――お互いに素敵だなと思うところ、逆にこれだけは直してほしいところを教えていただけますか?

RION 素敵だなと思うところは、メンバーに対してもスタッフさんに対しても、扉を開けてあげるとか。メンバーで歩く時は、一番後ろにいてくれるんですね。それを自然とできるのが素敵だな、と思うところです。これだけは直してほしいところは……。

WATARU 言っちゃっていいよ。俺は受け止める。

RION 言葉がうまく理解できないことが多いというか、知っている単語が多くないから。

WATARU ボキャブラリーがちょっと少ないからね。

RION 少ないからこっちがボケたことに対しても、真剣に、「あ、そうか」みたいに言われちゃうのが、ちょっと直してほしいな(笑)。もっとボキャブラリーを増やしてほしいです。

WATARU 僕は素敵だなと思うところはたくさんあるんですけれど、やっぱりリーダーとしてのところですね。誰一人として離さないというか。一人一人の時間も大切にするし、グループみんなの意見も聞いて、「じゃあこうしよう。みんなでこれをやっていこう」と、最終的にまとめてくれるところが素敵だなと思います。

直してほしいところは、1つあります。RIONは早寝早起きの人で。例えば夜の10時11時とかに、仕事のことだったり、何気ない会話をLINEするんですけれど、RIONはお休みしているので。こっちはまだ「RION、何か話そうよ」とか言ってても、返事が返ってくるのは、朝5時とか6時とかで。もうちょっと話したいのに、とかはあるかもしれない。そこを直していただいて。

RION 寝たいんですよ(笑)。早い時間に連絡して。

WATARU はい(笑)。早い時間に連絡して、僕も朝、早く起きます。

■アクロバットはメンバーを信頼しているからこそできる

――4月19日にデビューシングル『EMO』がリリースされました。新曲の『EMO』と『Hide n Seek』の2曲について解説していただけますか?

RION 初めて聴いた時も、自然と体が乗っちゃうような、踊りたくなるような曲です。歌詞も初めはちょっとマイナスかな? みたいに思うんですけれど、後になるにつれてどんどんプラスにポジティブな楽曲になっているので。歌っている私たちも笑顔になれるし、聴いてくれる皆さんにも、そういう元気を届けられるような曲になっていると思います。

WATARU 僕はファイトソングみたいに感じるところがちょっとあって。これ聴くとちょっと背中を押されるし、何か頑張ってみようとか、もっと自分をさらけ出していいんだとか、応援してくれる曲でもあると思っています。ダンス面は、僕たちが名付けたおしりダンスという、おしりをブリッブリに振る振りがあって。そこはぜひ皆さんに見てもらいたいし、一緒に真似してもらいたい振りではあると思っています。おしりに注目してほしいよね。

RION あとはアクロバット。私は今回、宙を舞うのですが、毎回信頼関係がないとできないことなので。KEIJIとCASHIN(カシン)の背中に乗って、KEIJIとWATARUにキャッチしてもらいます。背中で倒れていくんですけれど、みんなを信頼してやっているから、そこにも注目してほしいです。

WATARU 見ていて、「うわ! すごい! なに、これ」となるし、アクロバットをやっていない他のメンバーも、しっかり振りがあったり、どこを見ても楽しめる構成になっているので。いろいろな場面を見ていただけたらいいな、と思っています。

RION 『EMO』のミュージックビデオでは、ニュースキャスターのようなシーンがあって。私たち2人とKAORAがそこで大笑いをしようというカットで、最初は演技なんですけれど、だんだんそれが面白くなって、本当に声を出して笑って。カットがかかった後も3人で笑っていて、それがすごく面白かったです。

WATARU あれはすごいよね。サビを全部笑いながらカットを撮って、もう痛くなるくらい笑っていましたね。僕が印象に残っているのは、最初にクラシックカーを何十台も使った撮影があって、真ん中の車にみんなが踊りながら乗っていたんです。今回すごく大きいスケールの撮影だったので、デビューのスタートにふさわしいミュージックビデオになったと思っています。

RION それから『Hide n Seek』は『EMO』と結構、違うよね。おしゃれで大人っぽくて。

WATARU 大人なおしゃれを最大限に表現した曲だよね。

RION ZILLIONとしても初めての曲調で、メンバーはまだ高校生の子も多いから、これをどう表現しようかとなって。でもみんな年齢的には若いんですけれど、おしゃれに表現するのもできるから、また『EMO』とは違うギャップを見せられていると思います。

WATARU ダンスもすごく落ち着いたというか。ガチャガチャ踊っているわけじゃなくて、シックに格好良く決めて。みんなで振りをそろえるというよりは、ニュアンスをそろえたり、チームの一体感とかがすごく大事になっていて、今までにない一番おしゃれな楽曲になっていると思います。

――これからの目標を教えてください。

RION 私はこの1年で自分の立場とかリーダーとしての役割をだんだん見つけてきたので、これからもっとメンバーにも周りの方にも、「ついていきたい」と思えるような存在になること。個人でZILLIONを背負って他に出た時も、しっかりと戦えるような人になりたいな、と思います。

WATARU 僕はドームツアーをするという大きな目標があります。今はまだまだデビュー段階なんですけれど、いつか必ずZILLIONがドームツアーをして、全国を回って。しかも即完、「チケットは1分とか2分でなくなります」くらいになって、たくさんの方に応援していただけるように頑張ります。

RION たくさんの人に愛されるグループになりたいな、と思っていて。親近感もあるけれど、やっぱり「ZILLIONみたいになりたい」という目標になる、憧れの的になるようなグループになっていきたいです。

WATARU 僕も同じで、憧れる存在になるのはもちろんですし、ZILLIONを見たい、会いたい、音楽を聴きたいと思ってもらえる存在になることです。

――次のグループ(TYRA、 CASHIN、KAORA)の皆さんに、若干ムチャブリな質問をお願いします。

RION 「ぶっちゃけ、メンバーの中で、自分は何番目にビジュがいいと思っているか?」です。

WATARU これは聞きたいよね。しかも「せーの」でお答えください。これは本性が出ますからね。ちょっと意地悪かもしれないですけれど。

RION 自分に自信があるのは、良いことですからね。

WATARU 聞きたいよね。「1」って言うのか。

RION 「1」って言ってほしいよ。

WATARU はたまた「私、僕、8番です」とか言うかもしれないけどね。

RION WATARUは?

WATARU 僕は「1」で。RIONは?

RION 私も「1」で。

WATARU たぶんみんな1位になるかも(笑)。ぜひ聞きたいですね。

【RION Profile】
RION(リオン) 大阪府出身。2003年2月9日生まれ。グループのリーダーで、ボーイッシュなファッションスタイルで、同性に憧れられるクールな存在感が魅力。Instagramでは日々メンバーのオフショットを投稿中。

【WATARU Profile】
WATARU(ワタル) 山口県出身。2001年10月5日生まれ。グループのダンスリーダーを務める一方、ムードメーカーなキャラクターが高じて、自身のTikTokでは一発ギャグを毎日投稿中。

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