EXILE NAOTO単独取材! 実父の強烈エピソードを明かす “理想の父親像”には「全然近くないです(笑)」

2023.6.13 15:00

現在放送中のフジテレビ系ドラマ『もう一度パパと呼ばれる日』(毎週火曜24時25分~、関東ローカル)で主演を務めるEXILE NAOTOに単独インタビュー。本作で初のパパ役を演じるNAOTOに、子供時代の父親との思い出や、三代目J SOUL BROTHERSメンバーの活躍に対する思い、自身のチャレンジについて話を聞いた。

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■父親の海外出張でお祭り状態!? 「こんなにうまいチョコレートがこの世にあるのか!」

――子供の頃に経験したお父様とのエピソードで、印象的なものはありますか?

当時は父親が旅行代理店で働いていて、海外出張に行くと毎回、スーツケースいっぱいにお土産を持って帰って来てくれるんですよ。それを開けて、兄弟みんなでお土産をもらうことをやっていました。子供のときの記憶なので定かじゃないですけど、たしか年に数回あって、めちゃくちゃ楽しかったですね。お菓子でもおもちゃでも海外のものに触れられることがうれしくて、すごく印象に残っています。

――たとえば、ずっと大切にしていたものとかありますか?

食べ物の印象が強いかな。今も空港とかで売ってるのかもしれないですけど、キラキラの箱に入った“金の延べ棒”みたいなチョコレートないですか? あれを初めて食べたとき、衝撃的に美味しくて「こんなにうまいチョコレートがこの世にあるのか!」って思いました(笑)。父親の出張が決まると、本当にお祭り状態でしたね。父親も、トランクを抱えて「獲ったどー!」くらいの勢いで帰ってきて、あの頃の僕には輝いて見えました。

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■面白エピソードが続々! 「うちの父親って普通じゃなかったんだなぁ」

――父親に対する思いは歳を重ねるにつれて変わってくるものかと思いますが、そのあたりはいかがですか?

子供の頃って、自分の親が一番身近な大人で、それが正解だと思うじゃないですか。でも、大人になっていろいろな大人に触れたことで、自分の父親がいかに変わっているか、ということに気づきました。「あっ、うちの父親って普通じゃなかったんだなぁ」と思うことばかりです(笑)。

――たとえば、どんなエピソードが?

定年退職してから、舞台俳優を始めたんですね。それは全然いいんですけど、「初めてだから観に来てくれ」と言われて初舞台を観に行ったら、体育祭や文化祭で気合いを入れて金髪にしちゃう高校生みたいに、髪の毛をレインボーにしてたんですよ。この歳で、髪の毛の色で気合いを表す人ってまだいるんだと思って、それには結構引きましたね(笑)。

――でもかっこよくないですか? その年齢で新しいことにチャレンジするって。

そうですね。楽しく生きてくれていれば僕的にもいいんですけど、髪を7色にしていたのは、さすがに「キッツいな~」と思いました。「どうした?」って聞いたら、「カッコいいでしょ? やってもらったんだー」って。やりたいことを止めないように、と思って、「いいねぇ」って言いましたけど(笑)。

――お父様も、NAOTOさんのやりたいことを止めない方ですか?

たしかに、あまり「それやるな、これやるな」と怒られたことはないですね。高校を卒業して「ダンスでやっていく」と言ったときにも、止められることはなかったです。20年以上前なので、「ダンス? そんなので飯食えるの?」と言われてもおかしくない時代だったと思いますけど、母も父も自由にやらせてくれたので、それは感謝しています。

――そういったところも含めて、お父様は理想の父親像に近いですか?

全然、近くないです(笑)。ただただ、よかったところだけを参考にしたいなと思ってます。

――(笑)。今回パパ役を演じたことで、「もし自分に子供がいたら」と考えることもあったと思いますが、ご自身が父親になったら子供とやりたいことはありますか?

今回の撮影で、「もしも」っていうのはすごく考えましたね。僕は野球をやっていたので、王道のキャッチボールがしたいです。昔、父親と2人でバッターとピッチャーにわかれて野球の練習をしたんですけど、普通は子供がバッターをやるじゃないですか。うちの父親、バッターをやってたんですよ。しかも、バッター交代のタイミングで向こうが飽きてやめちゃって、「もう帰るよ」と。僕は泣きながら「僕はバッターやってない!」って訴えたけど、なぜか大人の圧で「わがまま言うんじゃない!」とか言われて(笑)。それは絶対に許せないぞと思って、今でも記憶に残っています。だから僕が父親になった暁には、思う存分、子供にバッターをやらせてあげようかなと思っています(笑)。

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■様々な顔を持つEXILE NAOTOが挑戦を続ける理由とは?

――現在放送中のドラマ『あなたがしてくれなくても』には岩田剛典さんが出演されていますが、三代目J SOUL BROTHERSメンバーの方が出ている作品はご覧になりますか?

100%すべては追い切れないですけど、『あなたがしてくれなくても』は観てます!

――ご本人に感想を言ったりも?

「この後、どうなるの?」みたいな(笑)。「面白い」とは言いましたし、僕が観ていることはもちろん本人も知ってます。2人でよく食事にも行くので。

――食事の際に、俳優業に関するお話をされたりしますか?

皆無ですね(笑)。その代わり、グループの話はめちゃくちゃします。「次のツアーどうしようか」とか、「来年度はどういう活動をしていこうか」とか。本当にグループのことばっかり話しています。

――メンバーのみなさん、それぞれ個々にも活動されていますが、個人の活躍に対して、昔と今で思いに変化はありますか?

特に変化はないですかね。昔から「メンバーが活躍してくれたらうれしい」としか、お互いに思ってないのかなと思います。たとえば、僕も役者はやらせてもらっていますけど、たくさんやってるのは岩ちゃんくらいだし、1人ひとりが違う活動をしていて、あまり同じところにいる人がいないんですよね。それがむちゃくちゃ被っていたら、若い頃は「わぁー、僕がやりたかったな」とか思うこともあったのかもしれないけど、昔から活躍の場が分かれていて、だからこそいいのかなと思っています。

――たしかに、グループとしてもそれが強みになりますもんね。NAOTOさんはパフォーマーのほかにも、プロデュース業、俳優業と様々な顔をお持ちですが、そのバランスはどう考えていますか?

いろんな一面があるようで、結局は三代目 J SOUL BROTHERSやEXILEというグループに思いっきり比重を置いている感じです。何かをプロデュースするにしても、あまりこっちが8で、こっちが2で、という感覚はなくて、すべてがグループの周りに付随している。どんな活動をするにも、あくまでグループが中心にあるんです。

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――正直、グループ活動だけでも食べていける中で、他のことにも挑戦するのには、どのような思いがあるのでしょうか?

チャレンジすること自体が自分の成長につながる、というのがひとつ。あとは、いろんなところで自分たちを見ていただく機会が増えれば、グループを応援してくれている方々が絶対に喜んでくれるっていうのはわかっていますし、その姿を見てもらいたいという気持ちもあります。挑戦することで、自分たちが成長できる。それにプラスして、応援してくれているみなさんに喜んでもらえるので、Win-Winなのかなと思っています。

――最後に。これから40代に突入していきますが、今後チャレンジしたいことを教えてください。

(しみじみと)もう十分、手一杯。今、チャレンジしていることを一生懸命がんばる……新しいことは始めません!(笑)

【EXILE NAOTO Profile】
8月30日生まれ。埼玉県出身。2007年、二代目J SOUL BROTHERSに加入し、2009年、EXILEにパフォーマーとして加入。2010年に結成された三代目J SOUL BROTHERSリーダーを小林直己と共に兼任。俳優としての主な出演作は、ドラマ『ラスト・シンデレラ』(2014年)、『ブスの瞳に恋してる 2019』(2019年)、映画『フード・ラック!食運』(2020年)、『DANCING MARY ダンシング・マリー』(2021年)など。2015年には、自身のアパレルブランド『STUDIO SEVEN』を立ち上げるなど、パフォーマー以外の活動でも幅広く活動中。

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