松下奈緒 衣装をつくるほどの“プロ級”洋裁&靴磨きを語る「時間をかけるほど靴は答えてくれる」

2024.5.22 09:30

松下奈緒が5月9日(木)放送の、日本テレビ系情報番組『DayDay.』(月~金/あさ9時~)のゲストから人生を楽しく生きる極意を学ぶコーナー『楽しみ学』に生出演。独学で学んだモノづくりやリフレッシュする楽しみゴトを語った。

松下奈緒は、2010年にNHKの連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』でヒロイン役を演じ、同年の『NHK紅白歌合戦』では赤組の司会を務めた。役者だけでなく、音楽家としてピアニストや歌手としても活躍しており、さらにはバラエティー番組にも引っ張りだこ。

■マスクを作ったことがきっかけで…

1つ目の『楽しみ学』のキーワードは“やり始めたらヤミつき!洋服づくりに夢中”。

洋服を作り始めたきっかけは、3年ほど前に自宅でできることはないかと始めたマスク作りからだそうで 、松下は「ハマって、暇さえあればずっとミシンのペダルを踏みながら」と夢中であることを語った。また、「ミシンも小学校の時に母親が使っていたものをそのまま譲り受けて使っています」とほっこりエピソードを披露。「今まで全く興味がなく、家庭科の時間でやるくらいのもので…ハマったら本当にハマっちゃいまして」と笑顔で明かした。

ミシンで洋裁することにハマっていると話す松下

マスク作りから進化を遂げ、現在では 自身のコンサート用のドレスも製作するほどに。MCの武田真一から「何日くらいかかったんですか?」と質問が。松下は「2~3日でやりました!」と回答し、スタジオから驚きの声が上がった。「今日はここまでと決めて“絶対やり遂げよう”みたいな感じで、終わるまではミシンから離れない」と少しストイックな製作過程を明かした。

松下奈緒、武田真一

今は3台のミシンを駆使して服作りをしているという松下。「普通のドレスとか縫う時は、スタンダードなミシンを使って。(2台目は)ロックミシンといって、(生地の)端っこを既製品みたいに処理できる、まつってほどけないようにする用のミシンなんですけど。それがあるともう既製品を作ったかのような気持ちになれるので、すごい好きなんです」と愛着を持っていることがわかる場面も。また、「革とか分厚いデニムとかも縫えるパワーのある『TOKYO OTOKOミシン』という、かっこいい黒いミシンなんですけど、その3台。バッグの持ち手とか、普通のミシンなら針が折れちゃうようなものも縫えるので」と機能を解説。「本当に幅が広がりました、 3台あると」とうれしそうに話した。

木曜メンバーで元女子レスリング選手の登坂絵莉は「作りたいですよね。私もコロナ禍にちょっと裁縫やっていた時期があったんですよ。YouTubeでサイズが書いてあるものをやるくらいしかなくて、服を作るとか立体とか袖をふっくらさせるとかってすごい難しいですよね」と裁縫の難しさを告白。松下は「最初は平面で見てるんですけど、それがだんだん3Dに見えてきて、イメージしながらいろいろやっていくと“洋裁って奥が深いな”って思って」と洋裁の面白さを語った。

スタジオには松下が作った洋服やバッグが登場。その本格的な造りにDayDay.メンバーは「お~!」と一気にテンションが上がった。登坂も「お店に売っているものみたいですね。縫い目もめっちゃきれいですよね」と心を奪われるも、松下は「だめ!あまり近くで見ないで!(笑)」と照れ笑いを見せた。

松下作の洋服を紹介

山里は「ここにアン ミカさんがいたらすごい売れてますよ」と真剣な顔で絶賛。登坂も「私も買いたいですもん。欲しいです!」と松下に伝えると、「すみません。非売品なんです」と答え、笑いを誘った。

松下作の洋服やバッグを紹介

■心も浄化! 1日の終わりのルーティンとは

2つ目の『楽しみ学』のキーワードは“無心になれて心も浄化!帰宅後すぐにする靴磨き”。

松下は「たぶん無我夢中になれることがすごく好きで、無心になって何かをやれるってことが好き」と話し、「靴ってきれいな方が、やっぱ自分のテンションも気持ちも上がりますし、靴磨きは“心の現れかな?”って思う時があるので、常にきれいな靴を」と松下なりの考えを語った。磨くことで靴の持ちも変わってくるといい、「時間をかけるほど靴は答えてくれる」と名言が。

靴磨きグッズをたくさん持っている松下は「(ブラシの)毛の硬さが違ったり、靴が白かったら白い用のブラシ、スエード用とか、普通の革用とか、いろいろ使い分けて。クリームも各色をそろえています」とこだわりを明かした。

磨き方にもこだわりがあるという松下は「布は新しい布とかじゃなくて、ちょっと汚れてクタっとなっているくらいの方が柔らかくていいと聞いたので」と説明。クリームを塗る時は、「指でやるのがいいと靴屋さんに聞いて、手の温度でクリームがいい感じに溶けるそうなんですよ。それを擦りこんでいくと、より細かいところまでいけるので」と、手を黒くしながらも磨いていることを明かした。

「この2つ(洋裁と靴磨き)はこれからも飽きずにやるんだろうなと思えるくらいハマっています」と松下。しかし「ミシンのペダルばっか踏まないで、ピアノのペダル踏んでください」と指摘をされたこともあると笑いを誘った。松下は「それも(ピアノも)やるし、ライブの衣装とかも自分で作りたいし、楽しみが増えて趣味がちょっと増えたような気がして」と明るく答えた。

最後に最新アルバムと『松下奈緒 20th ANNIVERSARY LIVE』について、「ちょうどデビューして20周年なので、20年分の思いをというのもそうなんですけど、しゃべって弾いて歌って、ダンス以外のことはやってます。衣装も作っているので、それを着ようかなと思っています」とアピールし、コーナーを締めくくった。

【リリース情報】
最新アルバム『souNds!』発売中

【ライブ情報】
松下奈緒 20th ANNIVERSARY LIVE
2024年5月26日(日)大阪・新歌舞伎座
2024年6月23日(日)東京国際フォーラム ホールC

写真提供:(C)entax

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