小泉孝太郎「何ですかこれ。衝撃なんですけど」“包丁の神様”の包丁で野菜スティック切りに挑戦…その切れ味に驚く

2024.5.22 11:25

タレントのヒロミが5月18日に放送された『オー! マイゴッド! 私だけの神様、教えます』に出演。同じくタレントで俳優の小泉孝太郎とともにMCを務めた。この番組では、街ゆく人にインタビューし、その人にとっての“神様”について話を聞いていく。今回は、スタジオに“包丁の神”と言われる、研ぎ師であり料理人でもある方がスタジオに登場し、切り方だけで味が変わる究極の野菜スティック作りを披露した。

中目黒でインタビューした女性から、“神”として名前が上がったのは、研ぎ師でYouTuberのおいりさん。そんなおいりさんがスタジオに登場すると、「野菜は切り方だけで全く味が変わるので」と断言。これには小泉も「そんなに変わりますか?」と思わずニヤける。それでも「絶対わかります」と自信満々のおいりさん。その味の違いを立証するべく、小泉が作る野菜スティックとの味を比較することに。

まずは、おいりさんの包丁を使い小泉が野菜スティック作りに取り掛かるとその包丁の切れ味に「何ですかこれ。衝撃なんですけど」と目を丸くした。さらには、にんじんを一かけら切り落とすだけでも「楽しいですね」とハイテンションになる場面も。また、淡々とピーラーでにんじんの皮をむく小泉の姿には、ヒロミも「まぁ言いたいことはいっぱいあるけど」と苦笑い。続けて、包丁さばきから不慣れであることがありありと伝わってくる様子に、ヒロミは「1人で生きてるとこうなるんだよな」とつぶやいた。

にんじんに続いてきゅうりも切り終えると、最後はパプリカに取り掛かる。小泉は、パプリカを横に倒して豪快に縦に二等分すると「すごい気持ちいい」とその感触を説明しながら、切り進めていった。野菜から出る快音にヒロミも「切ってる音だけでYouTubeいけそうだね」とコメント。小泉作の野菜スティックが見事完成したものの、おいりさんからは「いろいろちょっと言いたいことが」とダメ出しの雰囲気。

そんなおいりさんは、同じ包丁を手にし「切り方の違いでどう変わっていくか」と前置きしつつ、野菜を切り始めた。小泉がにんじんの皮をピーラーでむいていたのに対し、「ピーラーって僕から言わしてみれば切ってないんですよ。あれって割(さ)いてるんですね」と持論を展開。ピーラーは“細胞をつぶしながら割いている”とし、かつらむきの要領でにんじんの皮をむいた。おいりさんがむいた皮をみてみると、内側の表面にはツヤが。そのあまりのみずみずしさに、スタジオには感嘆の声があふれた。

また小泉は、包丁を押して切っていたが、おいりさんは引き切り。包丁の刃先は顕微鏡で見ると、いわばノコギリのようにギザギザなので、押してではなく引いて切るのが理想と解説。ツヤツヤしているにんじんを手にすると「ちゃんと切ってあげると食材って宝石と化するんですよ」と、おいりさんは名言を口にした。

きゅうりに関しては、にんじんと同様に引き切りにした上で、「もう1個ポイントが…」と進めようとするものの、あまりのみずみずしいでぬれてきたまな板に、ヒロミも「ビショビショじゃん」と驚きの反応を見せた。そしてもう1つのポイントとして、実は“おいしくない”というキュウリのタネを取り除くことで風味が良くなると語った。

最後にパプリカの切り方を解説。小泉は横に倒して縦に二等分にして切ったが、おいりさんは、まずパプリカの頭とお尻の部分をカット。その後、包丁で一か所縦に切り込みを入れると、開きながらワタに包丁を入れ種の部分を一気に取り除き、パプリカは帯状になった。あとはそれを引き切りでスティック状に。

両者完成した野菜スティックの見た目を比べてみても、おいりさんの方が鮮やかで、小泉自身も「見た目、全然違う、本当違う」と絶賛。さらにおいりさんがカットしたにんじんを口に入れると、小泉は「甘い。おいしい」と目を見開き、ヒロミも「甘い」とその味を称賛。

一方、小泉が“押し切り”したにんじんを手にしたヒロミは「全然、ぬれてないもんね」とし、口に入れると「なんか硬いんだけど。いや、もう全く違うよ」とその差は歴然とのこと。「苦味というか渋みというか感じます。孝太郎の(作った野菜スティック)は。孝太郎の“人”が出てるんだろうな」と話すヒロミに、小泉は思わず苦笑い。

おいりさんは、この苦味を「にんじんが痛がってアクを出している」と解説。野菜は力ずくで切ると細胞がつぶれ、臭み・苦味が増してしまうのだとう。さらにそれは「(ピーラーでの)皮むきの段階から始まってます」と続けた。改めて、上から押さずに引いて切ることで甘味が出て、生の状態でもおいしくなると説明した。

同様にきゅうりを比較。食べ比べて「全然違う」と話すヒロミを横目に「結構落ち込みますね。こんなに差が…」と小泉もショックの表情を浮かべる。ヒロミは、普段食べているきゅうりが「コレ(小泉が切ったきゅうり)だ」とし、「渋みが出ている」と感想を述べた。

最後にパプリカも食べ比べ。おいりさんの切ったものは「甘いって感じ」とヒロミが称賛すると、小泉も「“パッ”と弾けますね」と身振りを加え、笑顔でそのおいしさを表した。次にヒロミが、小泉の切ったパプリカを口にすると「“べチャッべチャッ”ってする。“シュパッ”っとしない」と違いを表現すると、小泉も「残りますね口に」と苦い表情。

おいりさんは、「僕思うのが、野菜嫌いになる子どもって包丁が原因なんですよ」と感じているそうで、これにはヒロミと小泉も「そうかもしれない」と深く共感した。

また最後に、小泉のカット音に対し「切ってる音だけでYouTubeいけそうだね」というヒロミの発言を振り返り…「本当はあれダメなんです。音がしてるってことは細胞をつぶしてるんです」と補足するおいりさん。これにはヒロミも「ちょっと前の俺を注意したい」と冗談混じりに肩を落とし、スタジオからも大きな笑いが起こった。

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写真提供:(C)日テレ

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