菜々緒 新ドラマで圧倒的“無能”に!?漫画ビジュの完全実写化に原作者も興奮「心配が一気に吹き飛びました!」

2024.8.6 14:00

女性コミック誌「Kiss」(講談社)で現在連載中のはんざき朝未によるコミックス『無能の鷹』が、2024年10月から金曜ナイトドラマにて実写ドラマ化されることが決定。コピーもできない、パソコンも起動できないという“無能”なのにも関わらず、“有能オーラ”が半端ない主人公・鷹野ツメ子(たかの つめこ)をテレ朝連続ドラマ初主演の菜々緒が務める。

◆“有能に見える女”と“無能に見える男” 最強タッグが奇跡を起こす?

菜々緒が演じるのは、有能オーラが半端ないのに、PCの起動も、コピーも、資料のホチキス止めもできない、何が分からないのかも分からない…そんな想像を絶するレベルの圧倒的“無能”なのにも関わらず清々しく生きる主人公・鷹野ツメ子。

本作で数々の無能っぷりを発揮する鷹野は、現在の会社に就職したのも「東京・丸の内のオフィス街をパリッとした服でカツカツ歩いて、受付で社員証をピッとしたかったから」という、まさかの浅すぎる理由。面接でも持ち前の“デキるオーラ”でまわりに極上の勘違いを生み、なんと一発パスした強者だった。

入社後は、「難しいことを考えると頭が痛くなる」と堂々公言。怒られていても、怒られたことに気づかない。「私が会社に必要とされているかではなく、私がこの会社を必要としているかが重要」という、謎の自信に満ち溢れたまま、堂々と“無能ライフ”を謳歌している。

一方、鷹野と同期入社の鶸田道人(ひわだ みちと)は彼女と真逆のキャラクター。本当は仕事ができるのに、見るからに無能そうな残念サラリーマン。しまいには、社内ニートとなっている鷹野の相棒役を押し付けられ、不運すぎる社会人生活をスタートさせる…。しかし、やがて“有能に見える女”と“無能に見える男”の最強タッグが奇跡を起こす!?

原作コミック書影
©はんざき朝未/講談社
原作コミック第1話より
©はんざき朝未/講談社

◆菜々緒「成長物語ではない(笑)」 令和のお仕事コメディ『無能の鷹』 

──最初にオファーを受けた時、原作を読んだ時の印象を教えてください。

菜々緒 原作を読んだ際、今までにないお仕事コメディだなという感想を持ちました。というのも、ヒロイン・鷹野ツメ子が最初から最後までずっと無能(笑) ダメな主人公が切磋琢磨しながら、最終的に成長していくストーリーではないんです(笑) 新しい風が吹いたなという印象の原作でしたので、この令和の時代に、そんな斬新なお仕事コメディをお届けできるのがすごく光栄です。

──主人公・鷹野は“超有能そうなのに衝撃的かつ圧倒的無能なヒロイン!”ですが、演じる上で意識したいことはありますか?

菜々緒 できないことがあっても清々しく生きている鷹野という存在は、すごく今の時代に深いメッセージを届けてくれると感じました。ダメな自分も認めてあげられるような、さわやかな無能さを皆さんにお届けできたらいいなと思っています。

──鷹野の魅力はなんでしょうか?

菜々緒 私は、鷹野は禅とか仏のような、ある意味で超越した存在だと思っています。敵を作らないと言いますか、もはや《敵ができない無敵さ》といったものがありますし、超人的な部分もあり、そこが彼女の魅力なのかなと考えています。さらけ出してありのままの自分でいられるというのは、素晴らしいことだなと思いますし、ありのままの自分であるがゆえに、物事がうまく進むというのは、本来の人間のあるべき姿ですよね。今の時代、息苦しさを感じたり、切羽詰まった状況に置かれているような方もたくさんいらっしゃると思いますので、「私も大丈夫かもしれない」と、肩の力が抜けるような、クスッと笑える鷹野を演じていきたいです。

──菜々緒さんもなんでも完璧にこなす印象がありますが、これだけはできない…!という“無能エピソード”はありますか?

菜々緒 実は音読がすごく苦手で、カンペを読むのが不得意なんです。何回も噛んでしまって、何回もNGを出して…。このお仕事を始めて15年近く経つのですが、未だに慣れません。小学校の時から、授業で音読をするのが恐怖で仕方がなくて(笑) それだけは、克服できないままですね。だけど、鷹野は失敗しても何も感じないんですよね(笑) その精神性は、すごく勉強になります。

──撮影現場で楽しみにしていることはありますか?

菜々緒 個性豊かなキャストの皆さんが、それぞれ個性的なキャラクターを演じられます。皆さんとの掛け合いであったりとか、テンポ感も楽しみですし、何度か打ち合わせもさせていただきましたが、その時に「これは本気で、真面目に芝居をするのが面白いよね」という意見で一致しました。大人が真剣に芝居をし笑わせる、面白みや楽しさが詰まった作品になると思います。そのあたりも注目して観ていただきたいです。

──視聴者の皆さんへメッセ―ジをお願いします!

菜々緒 電子書籍で原作を読んだのですが、コメント欄に「菜々緒で実写化してほしい!」という嬉(うれ)しいご意見がいくつも見受けられました。この作品に、すごく運命や使命を感じていますし、多くの方に届いて、少しでも楽しんでいただけると嬉(うれ)しいです!ぜひ楽しみにしていてください!

◆原作者も興奮「鷹野のイメージにピッタリな菜々緒様!」

──原作・はんざき朝未 コメント

「『無能の鷹』が実写化されると聞いて、不思議な感覚でした!初連載作ということもあり、頭の中にしか存在しない物語を漫画の紙面という物理に落とし込むこと自体にまだワンダーを感じていたので、そ…それを元に生身の人間が現実の世界で演じる…?魔法みたいな話だなぁ…と思いました。
実写化される上で、鷹野のビジュアルのインパクトがわりかし大事な物語だと思うのですが、菜々緒さんに決まったことでその辺りの心配が一気に吹き飛びました!菜々緒さんが元々持っていらっしゃる圧倒的オーラと生命力、ストイックそうな感じと鷹野のあの内面がどんなケミストリーを起こすのか、とても楽しみです!

脚本の根本ノンジさん、演出の村尾嘉昭さん、そしてプロデューサーの貴島彩理さんら、製作陣のこれまでの作品を拝見して面白かったことと、原作を大事に思ってくれてこちらの意思を丁寧に汲み取ってくださることもあり、ドラマオリジナルの要素もOKですよとお伝えしていました。脚本を途中まで読んだところ、原作の核はそのままに、よりブラッシュアップされて面白いドラマになりそうな予感がしております!そして何より鷹野のイメージにピッタリな菜々緒様!これから発表される豪華なキャスト陣!私自身が楽しみです!皆さんにもお楽しみいただければと思います〜!」

『無能の鷹』メインビジュアル (C)テレビ朝日

『無能の鷹』
2024年10月スタート
毎週金曜よる11:15〜深夜0:15 テレビ朝日系24局にて放送(※一部地域を除く)

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