オーケストラ奏者が最も憧れる楽器とは?「見た目からしてエレガント」「選ばれし方々が演奏されてる」

2024.9.11 09:45

続いては、オーケストラ奏者に『生まれ変わったら演奏したい楽器』を聞いてみた。

■ホルン奏者が選んだのは?

まずホルン奏者に聞くと、やりたかったけどできなかったというフルートを選んだ。実はホルンは、金管楽器の中でも特に難しい楽器とされ、その難度はギネス世界記録に認定されるほど。それもあってかホルンは人気が少なく、吹奏楽部に入ってもじゃんけんで負けた人が仕方なく選ぶ楽器、“じゃん負け楽器”なのだそう。この方も、当時誰もホルンをやりたがらず、「自分が選んだら上手くいくのかな」と、仕方なくホルンを選んだのだそう。

■トランペット奏者が選んだのは?

一方、金管楽器の花形ともいえるトランペットの奏者に聞くと「ホルンをやりたかった」と即答。ホルン奏者はその答えに「変人です」というが、トランペットは常に前を向いて演奏するため「ちょっとは隠れたい」「あまり目立ちたくない」と、実際やっている人にしか感じることのできない悩みを口にしていた。

■オーボエ奏者が選んだのは?

続いて、オーボエ奏者が憧れているのはバイオリンだという。この方によると、管楽器の奏者には“体育会系”である吹奏楽出身の人が多く、楽器や荷物を運搬する作業もあるため、移動の時の靴はもっぱらスニーカーになるのだという。しかし「バイオリンの方々ってリハーサルに来ても、いつもワンピースにハイヒールで、シャナリシャナリとやってくる」のだとか。両者の違いを考えてみた結果「“お育ち”が違いました」という結論に達したらしい。

■オーケストラ奏者、皆さんの憧れは?

そんなオーケストラ奏者たちが口々に憧れを口にしたのがハープの奏者。フルート奏者は「見た目からしてエレガント」「オーケストラに魔法をかけちゃうみたい。腕一振りで」と憧れを語るも、「生まれるお家が裕福な家庭じゃないとまず楽器(ハープ)をやろうという人生に行かないんじゃないかな」「選ばれし方々が演奏されてる」とあきらめにも似た憧れを口にした。

実際にハープ奏者の女性に聞いてみたところ、東京の一等地、虎ノ門にある彼女の自宅には“マイハープ”があるそう。彼女がハープを始めたきっかけも「たまたま家にハープがあったから」とのこと。やはり育った環境に大きく左右される楽器であることは間違いなさそうだった。

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写真提供:(C)日テレ

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