アニメ『夜桜さんちの大作戦』社会を恨む男・ミズキと虐待を受けて育った少女アイ…2人の絆にSNS涙「涙腺崩壊でした」

2024.9.24 18:30

◆ミズキのアイへの献身に涙

そこにヒナギクの翠と王牙が現れる。七悪を助けようとする翠と王牙だが、その前に立ち塞がったのは、葉桜の力で生み出された大神犬と人間のキメラであるアイ。タンポポのアジトで他の研究体やミズキたちと仲良く暮らしていたアイは、居場所を守るために必死に翠と王牙に抵抗する。

七悪を助けにきた翠

その様子を見ていた七悪は、皮下が研究体データの多くを改ざんしていたことを指摘し、「適応できるはずの環境を奪い、自分に依存させる。それじゃただの支配だ」と開花。七悪の開花能力によって、ミズキの毒性を全て中和し、彼の巨大な触手はしぼんでいった。

その瞬間、アイの身体にも異変が発生していた。葉桜の過活性ショックにより、命の危機に瀕(ひん)していたのだ。夜桜の血を使ってなんとか治療を施そうとする七悪だったが、彼にも手に負えない状態だった。もう死を待つしかないと思われたが、先ほど七悪に倒されたミズキがおもむろにアイに近づく。

開花した七悪

「私のパラソメイニンを全量注入すれば、均衡がとれ、この子を救える」と自らの命と引き換えにアイを救おうとするミズキ。止めようとする七悪に、ミズキはアイとの出会いを語る。

荒んだ家庭で虐待を受けていたところを皮下とミズキに救い出されたアイ。アイに公害事件で亡くした娘の面影を重ねたミズキは、アイの境遇に感情的になってしまい、その場で彼女を虐待していた親を惨殺したという。アイをタンポポに連れ帰ったミズキ。アイは無邪気さを取り戻し楽しく暮らしてはいたが、タンポポもまた、皮下が暴虐無人に振る舞う劣悪な場所だったのだ。

子供の研究体だろうが、皮下の気まぐれで処分されていく過酷な環境の中で、必死にアイを守ってきたミズキ。そんな日陰の場所に彼女を引きずり込んでしまった後悔を語ったミズキは「光の下に返してあげてください」とアイのことを七悪たちに託す。アイが蘇(そ)生したことを確認し、彼女に別れを告げたミズキは、そのまま身体が崩壊し、塵(ちり)となって消えていったのだった。

SNS上では「もう涙腺崩壊でした」「本当の親子やん」「皮下が許せなくなった… 」とアイとミズキの絆に涙する声が上がった。

『夜桜さんちの大作戦』第26話

9月29日(日)午後5時〜 MBS/TBS系にて放送

9月30日(月)夜10時30分〜 BS日テレにて放送

画像:©権平ひつじ/集英社・夜桜さんちの大作戦製作委員会・MBS

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