めるるがCA役を熱演!フライト中に出産…バイタルが確認できない赤ちゃんの心拍数を測った方法とは?【突破劇・後半】
2024.10.4 11:30モデルで俳優の“めるる”こと生見愛瑠が10月3日放送の『THE突破ファイル』で『空港税関&CAめるる秋の大突破2時間SP』に出演。飛行機を舞台とした突破劇でCA役として、空の上での出産に医師とともに立ち向かった。
フライト中の飛行機内で、てんかん発作で呼吸困難に陥った少女を、医師役の高橋ユウと見事なタッグで救った生見。少女の様子を心配しながら、緊急着陸をしようと乱気流と戦っていた機長役のティモンディ・高岸宏行も一安心した矢先に、さらなるトラブルが発生した。
乱気流に巻き込まれ激しく揺れる機内で、今度は妊娠29週目の妊婦が破水。赤ちゃんより先にへその緒が出て、このままでは赤ちゃんに酸素が届かなくなってしまう臍帯脱出(さいたいだっしゅつ)が起きていると判明。その場で帝王切開をしないと命にかかわる状態だという。
しかし、機内では十分に輸血ができないため、出血が予想される帝王切開では母体に危険が及んでしまう。緊急着陸まで1時間はかかる。「私は大丈夫なので…赤ちゃんを…」と頼む母親に、高橋は「大丈夫です!赤ちゃんもお母さんも助けます!」と伝え、へその緒を子宮に戻してから自然分娩(ぶんべん)に持って行く方針を立てた。
臍帯を子宮の中に押し戻しながら、高橋は生見に足りない道具を集めるよう指示。NICU(新生児集中治療室)のない早産になるため、赤ちゃんが空気に触れただけでも体温が急激に下がる。必要なのは、きれいな毛布、タオル、酸素と、へその緒を止められるもの。さらに保育器代わりにカイロのような温めるものも必要だった。
一度は着陸後の出産を提案した生見だが、羊水が出てしまうと赤ちゃんが圧迫され、着陸を待ったら2人の命は救えないことを知り、機長の高岸に出産の許可を出してもらえるよう掛け合う。
「赤ちゃんも大切なお客様です。お客様を安全に目的地までお届けするのが私達の仕事です」と生見に説得され、自分の責任で出産の許可を出す高岸。
ところが、激しく揺れる機内で無事出産するも、母体から出てきた赤ちゃんは泣き声を上げない。ここからが本当の勝負だった。
機内で集まった道具は、大量の毛布・タオル・哺乳瓶・ガーゼ・チューブ・携帯酸素マスクと医療キットの中身など。
臍帯をカットしようにも、へその緒をうまく縛るものがない。とっさに生見が用意したのは、赤ちゃんの父親が履いていたスニーカーの紐(ひも)。アルコール消毒をして使用し、無事に臍帯をカットできた。
しかし、赤ちゃんは泣き声を上げず、聴診器でバイタルを確認しようにも飛行機のエンジン音で聞こえない。脈がない場合、すぐにでも心肺蘇生(そせい)をしなくてはならないが、必要もないのに、むやみに行うと心臓を傷つけるリスクがあるため、すぐに脈があるかどうかを確認する必要があった。