ブドウを食い荒らすハクビシン…その生態を利用した、対策の意外な秘密兵器とは
2024.9.20 11:25マヂカルラブリーの野田クリスタルと村上、パンサーの尾形貴弘、タレントのなえなのが9月19日放送『THE突破ファイル』の再現VTRに出演。ブドウ農家を襲う野生動物を捕獲するまでを描いた。
市役所の従来の部署では対応しきれない諸問題を解決する『なんでもスグやる課』。いつものジャンパー姿ではなく背広に身を包んだ課長の野田が『スグやる課』に入ると、職員の古田なえ(なえなの)からクラッカーで出迎えを受けた。野田は財政課への異動が決まっていたのだ。市の新たな名産ブドウ・突破パープルを異動祝いにもらった野田。しかし、課の立ち上げメンバーである野田の異動を職員の尾形はあまり快く思っていない様子。そんな『スグやる課』に市民からの通報が。尾形は一緒に行こうとする野田を制し、古田と二人で通報先のブドウ農園に向かった。
被害に遭ったのは突破パープルを作っていた村上の農園。何者かにブドウが食い荒らされ、皮や包み紙が散乱していたのだ。ブドウの木には動物の足跡らしきものも残されており、調べてみると草むらからアライグマによく似た動物が数匹、ひょっこりと顔を出してきた。その動物の正体はハクビシン。かつて毛皮用として輸入されたものの野生化し、強い繁殖力によって全国的に増加した生き物だ。リンゴ、バナナ、そしてブドウなどのような甘い果実を好んで食べてしまうため、年間で約3億6000万円もの被害を全国の農家に与えているという。
市役所に戻り対策を考える尾形と古田。「ハクビシンに目をつけられると厄介ですね…」と野田もアドバイスしようとするが、尾形は聞く耳を持たない。尾形と古田は“好物のあんこがたっぷり入った大福を仕込んだわなを仕掛ける”“天敵である犬の毛をブドウの木にくくり付ける”などの対策を講じてみるも、いずれも失敗に終わった。
被害が収まらないまま、野田に異動の辞令が交付される日がやってきた。尾形たちを心配しつつ、市役所の中で式典に出ようとする野田。一方、尾形と古田はさらに罠(わな)を設置しようと農園を訪れていた。するとそこに再びハクビシンの群れが顔を出してきた。尾形は直接捕獲しようとハクビシンを追い詰めるも、逆に飛びかかられてしまい、引っ掛かれてケガを負ってしまった。手当てしようとする古田にも飛びかかろうとするハクビシン。危機一髪のところで、市役所にいたはずの野田が現れ、ハクビシンを追い払った。二人とブドウ農園を心配するあまり、辞令の交付式をすっぽかして現場に来てしまったのだ。