アニメ『ヒロアカ』反旗を翻す青山優雅の迫真の“泣き演技”に、視聴者「演技力完璧すぎる…」

2024.6.4 17:45

『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)で連載中、堀越耕平氏による漫画『僕のヒーローアカデミア』、通称“ヒロアカ”。2014年7月の連載開始から今年2024年で記念すべき連載10周年を迎えた本作は、4月4日に発売された最新40巻まででコミックスシリーズ世界累計発行部数1億部を突破。そしてついに、TVアニメシリーズの第7期の放送がスタート。第5話(通算143話)『Let you down』が6月1日夕方5時30分より、読売テレビ・日本テレビ系全国29局ネット(※一部地域を除く)で放送された。

◆トガヒミコの過去

満月の晩、とある空き家を訪れるトガヒミコ(CV:福圓美里)。『自首しろ』『クズ家族』など壁中に落書きされたその家は、トガの実家だった。幼い頃を思い出すトガ。幼い頃から血を吸うことに喜びを感じていたトガは、両親からは“悪魔の子”と言われ育っていた。「全部捨てたんだね」そう言ってほほ笑むトガ。

家を出てくると、そこには荼毘(CV:下野紘)の姿があった。「覚悟は決まったか?」そう聞く荼毘に「なんのですか?」ととぼけるトガだが、「しょうもねぇ世界を終わらせる覚悟」と言われると、「今更です」と答えるトガ。荼毘は「いいねぇ。誰が泣こうが笑おうが、明日は平等にやって来る。それなら、笑おうぜ、トガヒミコ。人は笑うために生きている」そう言って、トガの実家を蒼炎で焼き払うのだった。

荒れ果てた実家を訪れるトガヒミコ

荼毘は、トガの個性“変身”が使えると考えていた。“心から好意を寄せた”対象に限り、変身後にその個性を使えるようになったトガが、個性“二倍”を持つ今は亡きトゥワイス(CV:遠藤大智)の血を使えば、トゥワイスの個性を使えるからだ。「サッドマンズパレード。哀れな行進を続けさせてやろうぜ。その果てに笑うのは俺たちだ」そうトガに言う荼毘だった。

蒼炎でトガの実家を焼き払った荼毘

◆新たな場所へ

解放戦線と敵(ヴィラン)連合の捜索に加わっているデク達ヒーロー科の生徒たち。何人かの確保には成功したものの目立った成果をあげられずにいた。捜索からの一時帰還で寮に着いた一同。疲れ切った体を休ませなければならないため、のんびりする時間すらない状況だったが、デク(CV:山下大輝)は、お茶子(CV:佐倉綾音)にまだ伝えることのできていないお礼をしたいと思っていた。デクが雄英高校に戻り、今皆と一緒に過ごしていられるのも、お茶子が雄英の校舎の上から避難してきている市民に呼びかけてくれたことが大きかったからだ。お茶子に話しかけようとしたその時に、オールマイト(CV:三宅健太)がやって来て、「第二次決戦の最終プラン。その協議を行う」と一同に伝えるのだった。

第二次決戦の最終プラン協議を行うためにやって来たオールマイト
(画像は第2話より引用)

翌朝、根津校長(CV:高戸靖広)が避難してきている市民に対して放送を流し、死柄木弔(CV:内山昂輝)の復活まであと4日のため、雄英全域に戒厳令を敷き、防衛体制を最大限に強化することを知らせる。デクは「泥を払う暇は、もう十分いただきました」そう言って、ヒーロー科の一同と共に雄英を出て行くことを伝える。雄英の避難所に潜むオール・フォー・ワン(CV:大塚明夫)(以下AFO)のスパイは、周囲を扇動してデクを雄英から追い出そうと画策していたが、図らずも司令は達成されたのだった。

トガヒミコと死柄木の心の奥を見つめるお茶子とデク

雄英を出たデク達は、新たな本拠地となる仮設要塞“トロイア”へとやって来る。部屋に荷物を運び入れている途中、デクは崖の上から景色を眺めるお茶子の姿を見つけ駆け寄る。そこでやっと「麗日(うららか)さん、あの時はありがとう。ちゃんとお礼を言えてなかった。本当にありがとう」とやっとお礼を伝えることが出来たデク。

外で何をしていたのか聞くと、お茶子は「私さ、変なんだよね」と言いながら、雄英の校舎の上で、トガヒミコの事が頭をよぎったと言う。「ギガントマキアの進行中に一対一になって、私は自分が“当たり前”だと思う事を言葉にして返したんだ。とても悲しそうな顔をしてた。街をこんなにして、たくさんの敵を奪った敵(ヴィラン)だよ。もう許す許さないの次元じゃない。分かってる…けれど、私はあの人の“当たり前”を知らない。トガヒミコの事何も知らないって考えてしまう」だから街を見ていたというお茶子。おぞましい光景を忘れないように、余計な事は考えないようにと。

その言葉を聞いたデクは、同じように死柄木の中に小さな少年が泣いているのを見たと言う。「戦いは避けられなくても、その奥にあるものを無視はしたくない」そう言うデクに「じゃあ…二人とも変だね」というお茶子だった。

◆作戦決行・当日

青山の母に電話をかけ指示をするAFO(画像は第3話より引用)

デクたちがトロイアに移ってから3日後、青山の母親の元にAFO から1本の電話がかかって来る。「お酒が飲みたいな。マッカランの40年物がいい」とAFOが言うと「16年ものなら、“息子”に持たせますよ」。青山の母はAFOを叔父様と呼び、傍受対策のために普通の会話を装って指示を出すAFO。「では明日」そう言って電話を切るのだった。

そして決戦当日。廃墟(はいきょ)になった商業施設のビルの前にたたずむ青山(CV:桑野晃輔)の前に現れるデク。「来てくれてありがとう」そう言う青山に、動揺を隠せないデク。留置所にいたはずだが、弁護士が釈放してくれたというのだ。「君と話がしたい」と言う青山は、「AFOの本当の目的を教えてあげる」と言う。

デクにAFOの真の目的を告げる青山

今現在の状況下では円の価値が大暴落。多くの日本企業が倒産し始めている。そのあおりと敵(ヴィラン)の一斉活性化で各国にダメージが波及、世界大恐慌や超常発現と似た流れが差し迫っている大混乱時代に突入していると話す青山。

「長期政策を施行する体力を失えば、どんどん目先の安全を求め争い貧しくなっていく。日本は見捨てられる。各国、自国の安全が最優先だから。そんな世の中、例えば水が足りない国に“飲み水を出せる”個性が現れたら?電気もガスも力も、退廃と混乱の世界へ突入していく中、ただ一人…圧倒的個人がイニシアチブを取れる土壌が形成されつつある。彼は“世界の魔王になる”。どこか一つ均衡を崩せればきっとなんでもよかったんだよ」そう語る青山。

「そんなの変だよ。世界が許すはずないよ…。それに、まだ僕たちがいるよ…!」そう青山に伝えるデクだが、青山は「ごめんね。やっぱり僕はパパンとママンの安全を守りたい」そう言うと青山の後ろにAFOが姿を現すのだった。

デクと青山の前に姿を現すAFO(画像は第1話より引用)

「よくやってくれたね、青山優雅。恐ろしかったろう。友を裏切るのは。心苦しかったろう。信頼されるというのは。よく乗り越えた。僕の最終目標の話よかったよ。厳密には外れだが、パパとママに聞いたのかな?」と青山に拍手をしながら話すAFO。「ええ…。あなたの世界で僕らに幸福を約束してくれると」と涙を流す青山に「信じてたのに!!」と叫ぶデク。「心苦しいなんてもんじゃあ…なかったよ“叔父様”」そう言いながら振り向きざまにAFOに“ネビルレーザー”を放つ青山。「恩知らずめ…」そうつぶやくAFOだった。

「演技が迫真すぎるよ青山君!」というデクに「しかたないだろ!?相手を引きつけなきゃいけないんだもの!」と言う青山。2人のやり取りは全て演技だったことが分かる。「パパンとママンのためにも、みんなのためにも、自分のためにも、僕はAFOと戦う!!」そう叫ぶ青山。

AFOは「罠(わな)だろうと、今この距離にワン・フォー・オールがある事実。“サーチ”は見たものの位置と弱点を掌握する。先の戦いで弔が見たヒーローは、散会し各地にいる。今からすぐ救援は間に合わない。ここまでこの数が接近できた!この状況がすでに手遅れじゃないか!」そう叫び死柄木や荼毘、トガ達を召喚するAFO。

しかしデク達のいる場に、黒霧(CV:藤原貴弘)の個性である“ワープゲート”が出現し、エンデヴァー(CV:稲田徹)をはじめとするヒーローの面々が現れるのだった。

ワープゲートから姿を現すエンデヴァー(画像は第1話より引用)

「パパンとママンはこうも言ってたよ。だからAFOが最も嫌がることは、日本はまだ終わっていないと世界が知ること。復興の先に光があると僕らが示し、世界が団結すること!だから今日、ここでお前を倒す!!」青山がそう叫ぶと、ヒーローたちが全員集結するのだった。

◆反旗を翻す青山優雅の迫真の泣き演技に、視聴者「演技力完璧すぎる…騙(だま)された!」

ついに始まった第二次決戦。青山の迫真の演技に「青山くんすごすぎ私も騙(だま)されました」「演技力完璧すぎる…騙(だま)された!」「青山くんうっかり演技と思えない演技で、もらい泣きしそうになった」などと青山の迫真の演技に騙(だま)されたという声が多く上がっていた。また、敵(ヴィラン)である死柄木とトガの心の奥を見つめるデクとお茶子には「デクとお茶子の会話いいなぁ…。本当に全員救われてくれよ~」「たとえ許せない憎い相手でも、気持ちを汲(く)み取ろうとするデクくんとお茶子ちゃんの優しさが涙」と、デクとお茶子の優しさにも注目が集まった。

アニメ『僕のヒーローアカデミア 7期』第144話『DIVISION』は、6月8日(土)夕方 5時30分より読売テレビ・日本テレビ系全国 29 局ネットにて放送。

アニメ『僕のヒーローアカデミア 7期』
放送:毎週土曜夕方 5:30 読売テレビ・日本テレビ系全国 29 局ネット ※一部地域を除く
配信:各動画配信サービス 毎週土曜よる 6:00 最新話順次配信

【公式HP】
【公式X(旧Twitter)】
【公式Instagram】
【公式TikTok】

画像提供:©堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

クオカードプレゼントキャンペーン2024

関連記事

おすすめ記事

ジャンル