「まるでスーパーサイヤ人のバーゲンセール!」日本トップクラスのパルクールアスリートたちが集結【livedoor URBAN SPORTS PARK】

2024.10.15 19:20

午後には、今年6月に行われた予選大会を勝ち抜いた実力者たちが出場する『第5回パルクール日本選手権』女子決勝が開催(男子予選は時間の関係で翌日持ち越し)。全5名の選手たちが、一人ずつ20秒〜45秒の間で迫力の技を披露していった。

結果、5番目に演技をした18歳の永井音寧(ねね)選手が優勝。競技後、得点発表を待つ間には客席からカメラ目線を求められ、ポーズをとりつつ照れてしまうような場面もあったが、表彰式では「この優勝で、日本選手権5連覇。それを目標に頑張ってきたけど、自分は来月の世界選手権にフォーカスしているので、今そのスタート地点に立ったのかなとすごくワクワクしている」と堂々の姿を披露した。

永井音寧選手
永井選手パフォーマンス
永井音寧選手

3位の15歳、亀井彩桜(さいら)選手は「ここに立てていることがとてもうれしい」「(今日の演技は)100点中の100点!」と天真爛漫(てんしんらんまん)な笑顔。「次の日本選手権では1位をとります!」と早くも挑戦状をたたきつけていた。

亀井彩桜選手
亀井選手パフォーマンス

一方、今回表彰台に上がった3人の中で“ベテラン”とも言えるのが2位の泉ひかり選手。決勝では練習してまだ3日目という新技を披露し、見事成功。大舞台にも関わらず挑戦した理由については「こうした大会に出ながらどんどん新しいことや自分のできないことに挑戦したくて…」とさすがのコメント。

泉ひかり選手、永井音寧選手、亀井彩桜選手
(左から)泉選手、永井選手、亀井選手

高校時代にパルクールを始めた泉選手は、北欧やアジアでの世界大会に積極的に出場し、2019年にはFIG パルクール ワールドカップシリーズにてスピード部門で1位、フリースタイル部門で2位。国内大会では2021年に日本選手権でスピードラン優勝など、これまでにも輝かしい成績をおさめている。

そんな泉選手は今後の目標を聞かれると「自分はもう今年29歳なんですけど、大会にはこうやって若い子たちが出てきているので、ここから先、自分も選手として頑張るんですけど、若い子たちを応援できる、サポートできるような、またその子たちの目標になれるような選手であり続けたいなと思います」と、先を走る者としての思いを語った。

泉ひかり選手
若手へのサポートなど目標を語る泉選手(左)
表彰式では10代の2人が互いを認め合う場面も

写真:©entax

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