役所広司「公開が始まってNo.1の映画には出たことがないので感動しています」としみじみ 映画『八犬伝』舞台あいさつ オフィシャルレポート
2024.10.29 16:3010月27日(日)、25日(金)より全国ロードショー中の映画『八犬伝』の舞台あいさつがTOHO シネマズ 六本木で開催され、豪華出演者が映画の見どころや、撮影の裏側を明かした。
公開初日、2日目共にNo.1の大ヒットスタートを切った本作。この日の舞台あいさつは、全国336の映画館でライブビューイングと合わせ実施され、役所広司、内野聖陽、渡邊圭祐、鈴木 仁、板垣李光人、水上恒司、栗山千明、曽利監督が登壇した。
主人公・滝沢馬琴を演じた役所は「今日は『八犬伝』を選んでいただき、ありがとうございます」と全国に向けて感謝。10月25日の公開初日及び2日目共にNo.1の大ヒット中の本作だが、これに役所は「公開が始まってNo.1の映画には出たことがないので感動しています」としみじみし、「これが三日天下にならないよう、みなさんのお力をお借りしないとさらなるヒットにならないと思いますのでご協力ください」と特大ヒットを祈念した。そして曽利監督もNo.1という大ヒットに「身の引き締まる思いです!若い観客の方にも集まっていただいてうれしい限り」と感激していた。
一方、葛飾北斎を演じた内野は、役所との共演に「役所さんとは同じ申年で12年違うので大先輩。ところが北斎は馬琴よりも年上の設定。役所さんは大先輩ですからついつい敬語が出たり、腰が低くなりがちなところをなるべくそうならないように頑張った。でも役所さんがフランクに接してくださったので、自由に北斎像を造形できたと思う」と感謝。これに役所も「こちらこそ。内野さんのお陰で楽しいお仕事が出来ました」と返礼していた。
また役所が「僕ら醜い老人二人で若い八犬士の美しさを引き立てようと頑張った」とニヤリと振り返ると、内野も「役所さんとは老人の特殊メイクを施すために朝から2時間くらい隣に座って、ああだこうだと喋っていましたね」とすっかり意気投合している様子を見せていた。
そんな美しき八犬士を演じた渡邊、鈴木、板垣、水上。渡邊が「本当に役所さんと内野さんのお二人に美しく引き立てていただいて…」と冗談めかすと、内野は「そう、すべては圭ちゃんのために!」と大笑い。
あらためて渡邊は「事前に曽利監督から『八犬伝』に対する熱い想い伝えていただき、『八犬伝』が幅広く愛されている理由を知れた気がして、演じていて楽しかった。監督をはじめ、みなさんの色々な思いがこもった作品に携われて光栄でした」とうれしそうな様子。
鈴木は親交のある渡邊との共演に「圭祐君には普段からお世話になっているのでやりやすかった。準備段階からフラットに役に入れました」と手応えを口にした。