オーケストラ奏者が最も憧れる楽器とは?「見た目からしてエレガント」「選ばれし方々が演奏されてる」
2024.9.11 09:459月9日放送の『月曜から夜ふかし』では、農家や音楽家の方々に生まれ変わったらやりたいことをインタビュー。作物ごと、楽器ごとの知られざる苦悩があらわになった。
特定の職業の方に、もし生まれ変わったらその職業の中で何をやりたいかを聞く番組恒例の企画『生まれ変わったらやりたいシリーズ』。まずは果物農家の方々に『生まれ変わったら育てたい果物』を聞いてみた。
■スイカ生産者は?マンゴー生産者は?メロン生産者は?
神奈川県三浦半島でスイカを育てる男性は「マンゴー」と即答。理由は「軽いのいいっスね!」とのこと。1玉7~8kgのスイカを何玉も地面から持ち上げるのはなかなかの重労働のようだ。
そこで、キーツマンゴーを育てる農家さんに聞くと、桃を育てたいという。「変わってくるじゃないですか、色が。収穫時期になってくると。ワクワクする」と、色の変化を楽しみたい様子。そう言われてキーツマンゴーを見てみると、熟したものもそうでないものも見た目は変わらず緑色のままで、確かに変わり映えはしていなかった。
さらにメロン農家さんからも「木で覆われてるじゃないですか」と日陰で作業できることから憧れられた桃農家さんに話を聞いてみると、「いやいやいやいや」とその考えを否定。桃の木の下には日光を反射させる白いシートがびっしりと敷かれており、このシートで光を当ててやらないと桃が赤くならないという。さらに昨年の夏は「基本1週間毎日40℃でした」とその過酷さを語ってくれた。
■さくらんぼ生産者の苦悩も…
さまざまな農家の方に話を聞いてみたところ、最も過酷そうだったのが、さくらんぼ農家。春先には、つぼみが霜焼けにならないよう、気温が下がる夜になると木の周りでたき火を行ない、毎日寝ずの番を行なわなければならないという。他にも、雨の時期になると、雨が当たって実が割れるのを防ぐため、ビニールシートをかけなければならない。この作業もすべて農家の方が屋根の上で手作業で行うため、毎年落下事故が絶えないのだという。さらにこのビニールも、屋根近くになると50℃近くに気温が上がってしまうので、うまく調整しないと高温障害を起こしてせっかくの実がしぼんでしまうそうだ。「あんなかわいい見た目を保つのに、みんな必死で、命がけでやってるんです」と語る農家の女性は、さくらんぼのことを「わがまま女王様」と苦笑いしながら表現した。
ちなみに、さくらんぼ農家さんがうらやましいのはラ・フランス農家。着色管理などの作業がいらないラ・フランスは、さくらんぼ農家の女性いわく「勝手に育って勝手に何でもしてくれる」「いい子、助かる子」「めっちゃマルチプレーヤー」とのこと。ちなみに、ラ・フランス農家さんに話を聞いてみると、実際「他の果物より楽なのかな」とのこと。「ラク(楽)ランスですね」と冗談まで飛び出した。